西遊記 第7巻 「幽霊の国」


イラストは暫くお待ち下さい・・・

長男「猿だよね・・・」
次男「猿だよ・・・」

ええ、あれは衝撃でした(。´Д⊂)by葛飾西鶴inお茶の間

天竺に向かう一行に時々親しみやすく現れる凛凛に数々の凛凛ちょっかいに怒り「お前なんかナマカじゃねえ」と言う悟空、勿論、皆からブーイングを貰う。
夜になって野宿を探す一行は仕方なく幽霊のいそうな廃寺に泊まる事に。遅れてやってきた凛凛は廃寺の前にある古い井戸の蓋を開ける・・・怪しいお札に気付かずに。
悟空がお手洗いの為に目が覚めて井戸の近くで済まそうとしてると悟空の足に誰かの手が・・・幽霊が追っかけてきた。逃げてきた悟空は皆に幽霊が居ると言うが信じてもらえない。しかし幽霊が現れて信じる皆。しかしその幽霊は女性で意識を失った凛凛を担いでいた。
女性・蓮歌はその国の王妃で町へ買い物へ行った帰りに妖怪に殺され井戸に封じられたと言い、凛凛は自分への封印を解いたので呪われてしまったと・・・。
夫である国王と息子の王子達を心配する蓮歌は一行に自分の身に起きた事を伝えて欲しいとお願いをする。
行ってみたのはいいが国王と王子達は何と居るはずのない蓮歌と仲睦まじく暮らしていたのだった。
それを幽霊の蓮歌に伝えると今度は悟空と一緒に行くと言い出し国王に会いに行くが、蓮歌が殺された事を信じない国王達。幽霊の蓮歌は強引に悟空の体に乗り移り必死に私が本物の蓮歌だと言うが気付いてもらえない。とうとう偽の蓮歌に追い出されてしまうが悟空から蓮歌が肌身離さずに持っているはずの頭巾と蓮歌がする悪い癖のお尻を掻くしぐさにまさかと思う国王だが背後から偽の蓮歌が・・・。
廃寺にて何とか気付いてもらう方法を考えている一行達、そこに具合が悪くなった国王と王子達が助けを求めてきた。彼らが言うには偽の蓮歌が本性を現したらしく、普段の食事に黒々としたたれをかけて彼らに食べさせ寺らしい。このままでは死んでしまうと焦っていると幽霊の蓮歌の手が透けてきた驚く一同、そこに老子が現れて蓮歌にあの世からの迎えが来ている事を伝える。そして、呪いをかけられた凛凛達を助けるには黄泉の道を通って彼らの魂を清める事、しかも黄泉の道は死んだ者しか通る事が出来ると言う。蓮歌が自分が行くと言い出すが一人だけでは危険と思い三蔵は悟空にこう告げる。「悟空、死んでくれますか?」悟空は嫌な顔を一つもせずに引き受ける。
いよいよ黄泉へと旅立つ悟空と蓮歌にこれだけは注意するように言う三蔵。「黄泉の道の帰りには何があっても後ろを振り向くな」と・・・そして悟空と蓮歌は黄泉の道へ旅立った。
黄泉の道にて行きは何事もなく辿り着き凛凛達の魂を清め帰りの時に道は変化しはじめた。背後から声が聞こえたのだ。黄泉の道の帰りにはその親しき者の姿を借りて誘い出し、それに振り向いた者は二度と現世へ戻れなくなると言う。
蓮歌に何も考えずに走れ!と叫んで先に行かせた悟空の背後に聞き覚えのある声・・・偽者の悟浄と八戒が現れた。「天竺なんて無い」と、繰り返し語りかけてくる偽の二人に何とか撒こうと必死になって走る悟空、それでも追っかけて語りかけてくる偽者達。そして偽の三蔵まで現れて「天竺なんてないのですよ」と語りかけてくる・・・。
現世では黄泉に行っている悟空の心情の表れなのか痙攣を起こす悟空の異変に気付き心配になる悟浄と八戒、悟空の手を握り心の中で無事に戻る事を願う三蔵。
不安になり始め振り向こうとした悟空に本物の三蔵の声が光と共に降り注ぐ。前方に出口が見え偽者達は消えていく・・・そして悟空は「今、いきます」
目覚めた悟空に安堵する一同。そして凛凛達も先に行かせた蓮歌も無事だった。悟空は蓮歌に自分の体を貸してやるから家族に別れの挨拶をしていけと言う。
蓮歌が見えなかった国王達の目の前に蓮歌が現れ別れの挨拶をする。大声でなく国王達。そして蓮歌は心残りなくあの世へ旅立った。
勿論、蓮歌に化けた妖怪は悟空達の活躍によって天界へ連行され、蓮歌の遺体は国王達の手で手厚く葬った。
国王達に感謝をされながら一行達は天竺への旅を続ける。
勿論、元気になった凛凛とそして彷徨える霊(!)も後から着いてきたが・・・

うーう、きっと来る、きっと来る!?(リ○グより)

こんなお茶目で明るい幽霊さんなら歓迎します。お説教つきでもオッケーです(笑)
肝っ玉お母さんな蓮歌さんが素敵で良い人でした。夫である国王や息子達を優しくそして厳しく尽くしてたんですね。王妃の立場でありながら自ら炊事洗濯と働いている姿は立派です。服なんて普通の民の格好をしてるしお尻を掻くし(笑)王妃様じゃない感じです。
それに対して偽の蓮歌は派手で化粧をして綺麗で国王達を甘やかして美人で本物の蓮歌とは逆の感じです。国王様も美人な方が良いといって引っかかります(^^;)
本物の蓮歌さんが理想の主婦でありお母さんな気がしてならないです(笑)
黄泉の国で国王の魂を洗う時に「この人の背中を洗ってるみたい」と嬉しそうに言ったのが印象的です。それだけ愛していたのですね(もらい泣き)
それなのに盗人妖怪の為に命を落とされて・・・体を取り戻したら魂も元に戻ると思ってたのにやっぱり旅立ってしまいましたね(T_T)
復活して国王達と幸せに暮らして欲しかったです。
それに対して偽の蓮歌・・・年齢をごまかすといい、国王達に怪しいタレをかけた食べ物を食べさせ弱らせて宝石とかを盗もうとしたり人に乗り移って逃げようとしたといい、本当に最低な奴ですね。正体はすっごい醜いクソババァです。やっぱり悪い事をする人はそれなりに姿が醜いですね、地獄へ落ちて下さい(−−〆)
さて、凛凛ですがどこからともなく現れてはちょっかいを出したり食べ物をよこどったりと一行にちょっかいを出しますが、第一巻より如意棒を盗まれたり寝ている時に鷹の爪を入れられたりとして仲間と認めない悟空に対して他の皆は仲間と認められてます(^^;)
だけど、呪いで苦しんでる凛凛を見て悟空は「そのまま死んだら承知しねえからな」と喧嘩仲間が居なくなるのが嫌だという感じの台詞を言います。やっぱり一応、認めてるんですね。
そして、最後に凛凛に言いたい事があります。
「凛凛の為ではなく、お師匠様の為に命をかけて黄泉の国へ行ったのですよ」( ´_ゝ`)

それにしても蓮歌と共に殺された家来さんは・・・

N○K歴史スペシャルドラマ「大化の改新」に出演していた時のV6のO田君(髪の毛ぼうぼうで髭を生やしていた時)に似ていたと思ったのは私だけでしょうか・・・?
悟空の観察日記
発見ポイント
気になる謎
これからは気をつける事

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